教室だより 7月

ピアノを長く習い続けること

現在中学2年生の生徒さんの演奏です。

現在のピアノ業界?の子供のピアノ状況というのは「5~6歳からピアノを始め、中学生くらいで辞める」という方がほとんどです。

最近もっと増えてきたのは「中学受験の準備のため4年生くらいで辞める」方。

ピアノは職業として(保育の資格取得含む)身につけたい!という方以外は「趣味」として弾いていくことになります。

仕事をするうえで、生活するうえで、直接的には役に立たないものです。

とある「子育てブログ」を書いている方がはっきり言っていました。

「将来、役に立たない技術のために習い事をするなんてナンセンス」

だと。

しかも、ピアノは上の生徒さんのレベルに達するまでに7~8年、それ以上の時間がかかります。

それだけの時間と費用をかけて、ここまで弾けるようになる。それがピアノです。

どうでしょうか?

確かに、仕事に直結するものではありません。でも、ここまで弾けるようになってら「楽しい」と思いませんか?

中学生くらいになると、身体も手も大きくなるため、子供の頃はあきらめていた難しい曲も弾けるようになっています。

弾けるようになるから楽しいんです(練習はいる・・・)

先ほど、仕事には役に立たないといいましたが、長く続けた(高校、大学まで)生徒さんには、「履歴書に、ピアノを〇〇年習っていました」「今も続けています」って書いた方がいいよ!と勧めています。就職する際の面接で、ピアノのことに触れる面接官もいます。また、コツコツと長く続けることができる人だということが有利に働くこともあります。

実際に何人かの生徒さんが「面接できかれた!」と言ってました。

「人生が豊かになる」なんていう情緒的なことではない「ピアノの意味」のお話でした。

大人のピアノレッスン(instagram), 教室だより

2024.7.17

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